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20100910愛するのぽ君が亡くなって一周忌を迎えます。2 [わんこの記録]

のぽ君を抱きながら…車の中で、ぽちこに何て言えば良いのだろう?
という思いで、また涙が出てきました。

家につくまでの間、のぽ君の顔がどんどん安らかになって
ただ眠っている様に見えるまでにきれいになりました。

家について、いつものように、体を拭いて…
のぽ君がいつも眠っている場所に小さな祭壇を作って安置しました。

大切なお散歩仲間の方がのぽ君の訃報を一部知らせてくださり
家に着いて安置してほどなく、生前のぽ君がお世話になったお友達が
たくさんたくさん来てくれました。

外が暗くなる頃には、のぽ君の体が全て埋っても余りある
御花で一杯になりました。


のぽ君の口元には、生前好きだったお菓子をいっぱい置いた。
裸のまま置いたんだけれど、ぽちこは全てを悟っているかの様に
のぽ君の口元のお菓子には一切口をつけなかった。
食いしん坊でいつもなら、のぽ君のおやつを横取りする
あのぽちこが、のぽ君のお供物を絶対に食べなかった。

だからといって食欲が無いわけではなく、ごはんも食べるし
ぽちこにと与えたものはしっかり食べる。でものぽ君のお供えには
絶対に手出ししなかった。傍には行く。心配そうにのぽ君の
顔を見に行く。だけどおやつは食べない。

そのぽちこの気持ちと行動がまたも涙を誘った。

私がのぽ君を死に追いやっただけでなく、ぽちこをこんなに傷つけた。
天真爛漫で朗らかなぽちこの可愛い笑顔を曇らせてしまった。

ぽちこにとって、愛する愛する素敵なだんな様を引き離してしまった。

のぽ君にもぽちこにも詫びても詫びても足りない。







2009年9月13日

朝が来て…殆ど眠れずに過ごしたけれど、ウトウトして
目が醒めたら、悪い夢からも醒めているかなと思ったが
やっぱりのぽ君は動く事も目を開けることも無かった。

のぽ君が住み慣れた家を出て、火葬場に行く時間が迫った。

覚悟を決めて、のぽ君を抱いた。でもやっぱり眠っているようで
途中起きて、「いいだろ?」って顔でもしそうなほど
眠っているようだった。

のぽ君は生前私が彼を抱っこすると、周りの人に
「いいだろ?」って顔をするから、家人が羨ましがっていた。
柴友達も、柴なのに抱っこされて幸せそうなのをはじめて見た
といわれるくらい、ママになら抱っこされるもの好きだった。

のぽ君の幼馴染のめぐちゃんとパパが火葬場まで一緒に
来てくれた。

火葬場に向かう車の中でもぽちこがいるから出来るだけ
明るくしようと努めるが、涙があふれて止まらない。

沢山のお友達がのぽ君のために弔問に来てくださり、
のぽ君の体が隠れてしまう勢いの御花とお供物…。
その半分を持って火葬場に向かった。

まだ七年半しか生きていないのに、こんなに早くのぽ君を
この火葬場に彼の火葬のために連れてきてしまった。

治そうとした手術の事で彼が命を落としてしまった事に
変わりはない。ただ・ただのぽ君に「ごめんね」と
何度も何度も語りかけた。

のぽ君を火葬する時間が迫った。家の名前が呼ばれた。
火葬したら二度とふかふかのお日様の香りのするあの被毛も
ぷにぷにの肉球も、可愛い瞳も、スタイルの良い体も見る
事は出来ない。

飼い主として最後の覚悟の時が来たのだ。
以前から親交のある方はこの火葬が一回や二回ではない
事をご存知だと思う。沢山のウサギと、家に来たときには
既に老犬だった満身創痍のぽちお君をここで見送った。

何度経験しても愛犬の死は辛い。何度経験しても慣れない。

火葬の台にのぽ君を置いた。綺麗で優しい顔が最後なのだ。

頂いたお花やお供物を半分持って出て来たけれど、それでも
火葬の台に置き切れなくて、1/3また持ち帰る事になった。

火葬場の係りの方が、こんなにお花を持ってきたワンちゃんは
初めてだといっていた。「これでも半分なんです」と言ったら
本当に驚いていた。

火葬場の時間的空きがないところを、無理くり調整して
この時間に入れてくれたのだろう。慌ただしかった。

のぽ君の足形を取り、本当に最後のお別れの時間が来た。
のぽ君を抱きしめ、可愛い頬にキスをした。

ぽちこが、大粒の涙を流した。のぽお兄ちゃんの姿が
此処に居なくなるのが彼女にはわかったのだと思う。

のぽ君がゆっくり御釜の中に入っていった。かわいい
頭だけが見えた。

私は泣きながら、一部始終を見届けなくてはいけないから
目を逸らさずにいた。

御釜の蓋がかたく閉じられた。ほどなく点火しますと係の
方に言われた。赤い大きな点火ボタンが押され、火が吹き出す
音がした。

「のぽ君!起きて!火でびっくりして起きて!」と願ったが
のぽ君が骨になって面会する時まで、御釜の蓋が開くことは
なかった。

火葬している間の待ち時間にのぽ君のお釜の煙突から出てくる
陽炎にも近い煙を見詰めていた。

生前良い子過ぎるくらい良い子だったから迷わず天国に
のぼるだろうと考えながら、見詰めていた。

心なしかめぐちゃんも少し悲しそうに見えた。のぽ君の
初恋の女性めぐちゃんと、最愛の妻ぽちこに見送られ
ある意味、犬冥利に尽きるのかもしれません。

正直何を喋っていたのか余り覚えていません。ただ、
この日は何故か他界したワンちゃん猫ちゃん小動物が
沢山で、悲しみに暮れる飼い主さんと、泣き笑いしながら
言葉を交わしていた記憶がある。

家の名前がまた呼ばれました。のぽ君を迎えに行きました。
すっかり綺麗なお骨になっていて、余程時間が押していたの
でしょう、まだ石綿やお骨の一部がパチパチ跳ねていました。

下から見守るぽちこの目にその破片が入らないよう
私の体でガードして、係りの方の説明を聞きました。

そして、まず私からのぽ君のお骨を骨壷に入れ、家人やめぐちゃんの
パパにもお骨を拾っていただきました。

骨壷の中に収められたのぽ君のお骨はまだ熱く、胸に抱くと
その熱さが、心に沁みました。

のぽ君を抱きながら、帰路について、のぽ君のお骨を
御安置してから、ぽちこのお散歩に行きました。
伏目がちに歩くぽちこを見て、大好きなぽちこのだんな様を
奪うような選択をした自分を責めました。

皆さん、自分を責めてはいけないと仰って下さいます。
でも、のぽ君は思いのほか大きな手術になったものの
生きて帰れぬ手術ではありませんでした。私さえ傍に居たら
傍に居たいと先生にもっともっと強く言えたなら…

ぽちこの大切なだんな様は、今ごろ傷跡こそ痛々しいものの
ぽちことより添いいつものように仲良く散歩していたろうと
思うと、自分を責めるしか気持ちの持って行き場がないのです。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本日。一周忌を迎えるほど時間がかかってしまいました。

その間には、先に書いたように新しい家族も迎えました。

でも、のぽくんはのぽ君なんです。

写真を整理する度に泣けて泣けて、結局こんなに時間がかかりました。


GREEには携帯からアップできるので時々新しい家族のことも
アップしています。

のぽ君に、ぽちこに元気で頑張ると誓ったのにやっぱり本当には
元気が出なくて…。

のぽ君の誕生日に日には泣き、さくらの時期に泣き…
一人で泣いていますけれど、ぽちこと新しい家族のために
笑顔で頑張っています。

でも、どうか一人のときや、こうしてブログにアップするときは
泣くことがあるかもしれませんが…のぽ君の事ではもっともっと
泣きたかったけど泣くのすら我慢していました。
そばにぽちこがいるときは新しい家族がいるときは泣きません。

のぽ君のために一人で流す涙を咎めないでください。


今まで、のぽ君を愛してくださった皆さんありがとうございました。


まだ、ぽちこもいます。新しい家族のこ君も居ます。


のこ君は現段階まだパピーから間もないなので色々事件も有ります
もちろん大変だけど笑える事件多数です。

悲しい事も書かせていただきますが、私の想いも書かせて
いただきますが、楽しい事も書きますし、可愛い写真も載せます。

サボって更新しないのぽ母ですが、これからもよろしく
お願いいたします。

2010-09-11 15:06:12

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